アプローチの仕方は違うものの、レプリカントは人間になれるのか？愛せるのか人間とはなにか？などの本質は同じ。前作同様SFアクションではなく、SFを下敷きにしたヒューマンドラマ(レプリカントだけど)＋サスペンスといった感じなのでアクションを楽しむ映画ではないですね。
とにかく女性が多く出る映画ですね。目の保養になります。話の持って行き方は上手く長さを感じなかったです。ただ物語の最大の秘密は登場人物が少ないので消去法で検討が付いてしまいます。映像の技術的進化はありますが、雑多で多国籍なな未来感は前作の設定そのまま。またこの設定の未来のイメージは他の映画で真似され尽くしているので慣れてしまっていているので映像に新たな発見は無いですね。
本国の批評家には酷評だったらしく、期待ほどの興行収入を上げられなかったらしい…。
前作の予習は必須だし、前作から時間が経ち過ぎましたね。多分、若い人は知らないし興味も惹かれなかったのではないかな…自分は長さは気にならかったですが、約３時間は長いなと思う人もいるでしょうね。もう少し、アクションパートを入れるなど工夫が必要だったかも。伝説の映画だけに散々待たされただけに期待値が凄まじく高かったのでしょうけど、蓋を開けてみたら前作の補完でそれほど新鮮さはなく予想の範囲内だったのが原因かなと勝手に思う。
自分としては懐かしさもあってかなり楽しめましたが、前作もそうだったように好きな人はとことん好きで嫌いな人はとことん嫌いと分かれる映画と思います。
