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マレフィセント2のmiumiuのネタバレレビュー・内容・結末

マレフィセント2(2019年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

1作目に続き自分にはイマイチ合わなかった… 好きな方ごめんなさい。

1作目同様、キャスティングと映像美は満点。映像美はさらにパワーアップ。
妖精の国ムーア国の女王になったオーロラ姫が、1作目で出会ったフィリップ王子と結婚することに。
しかし、この結婚の裏には隠された陰謀が…
(ここまでは事前に出ている情報)



※ここからネタバレ、鑑賞予定の方は観てから読んでください。

まず良かったのはキャスティング。
フィリップ王子役のハリス・ディキンソン目当てで観たら、期待以上に甘いマスクでスタイルも良くて素敵だった。
(演技に関しては今後に期待、まずは次作の『キングスマン ファーストエージェント』を楽しみに待つ!)
悪役をやってる時のミシェル・ファイファー、結構好きなんだよね、こちらも満足。
マレフィセントに味方する側にキウェテル・イジョフォーがいるの、まったくのノーマークで観たからテンション上がった! 好き!

続投キャストはエル・ファニングが相変わらず可愛すぎる、前作より出番も多くて嬉しい。
カラスのディアヴァル役サム・ライリーはやっぱりコミカルで可愛くて、声も含めてハマり役。
肝心のアンジーはもちろん美しい。(マレフィセントのあの形状が途中から鬼にしか見えなかったけれど…)


さて、次は個人的に合わなかった部分について。
まずは前作で母性に目覚めて改心したはずのマレフィセントがヴィラン扱いのポジションに戻っていることに違和感。
(作中で理由も明かされるけど、ご都合主義に感じてしまった…)

中盤からは圧倒的な映像美の中でひたすら戦争しているようにしか見えなくて、こちらも入り込めなかった…
事前情報で「人間と妖精の全面戦争だよ!」と告知してくれたらこれほどの違和感を覚えなかったかも…

一作目では悪役が薄っぺらくて男性不信になるわ! と思ったけれど、今作では女性ヴィランの動機がやっぱり薄い、共感できない。
代わりにハリス・ディキンソン演じる王子をはじめ、男性キャストは素敵だったな。
やっぱり前作のステファン王の極端な悪役っぷりに批判があったのかな…
男性の俳優は味方も敵も素敵だった。

とりあえず、「自ら進んで戦争しようとする君主はバカ」というのと、「親世代がどうしようもないバカだと子が苦労する」というのは伝わってきた。
(でもそれって子どもも観るプリンセスストーリーベースのディズニー作品で扱うべきテーマじゃないでしょ、何だか残念…)

以上、辛口でごめんなさい。
繰り返しになるけれど、キャスティングと衣装をはじめとしたビジュアルは満点だよ!
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