FHT

マレフィセント2のFHTのレビュー・感想・評価

マレフィセント2(2019年製作の映画)
3.5
とにかく色艶やかでとても美しい映像。
コントラストが強いって訳でもないのにイキイキとした色彩に目移りする暇もなく視界を覆い尽くす。

妖精のパワーを奪うあの粉も残酷に美しく舞い散った。


今作のテーマは人間VS妖精という訳でもなく、イングリンス王妃1人の暴走劇とも捉えられる。

イングリンス王妃は人間と妖精の共存は出来ない。私なりの国を立ち上げる為に起こした手段。

これを悪と感じるだろうが、そうでもない。
現に共存の道を選んでもマレフィセントを恐れる人間は少なからずいるからだ。

王妃も自分の事しか語らないので自己の利益の為だけに起こした戦争と思われがちだがそうでもない。

しかしやり方がまずかった。



以下ストーリーを追ってます【ネタバレ注意】









結果オーロラ姫の自由を奪い、フィリップ王子の愛したオーロラ姫で無くなってしまう。

妖精達に作ってもらった色の変わるドレスも着る事を許されず、王妃が用意したドレスを着させられる。

一方でマレフィセントは王妃の罠にかかり、王をまた呪いにかけ眠らせたと疑わられ人間達に狙われる。

オーロラ姫の誤解を解こうと思うが、エスカレートする人間達の攻撃に一度引き上げる。そしてその逃げる最中、人によってマレフィセントは射抜かれてしまう。

海に沈んだマレフィセントを大きな羽を持った謎の妖精に救われる。
目が覚めるとそこにはマレフィセントと同じ種族がいる洞窟があった。


その頃王妃はコソコソと妖精を消す事ができる粉を妖精に作らせていた。この妖精は進んでこの作業をしていた訳ではない。何故なら王妃に羽根をもぎ取られて逃げられずにいるから逆らう事の恐怖を知ってしまい従う事しか出来なくなってしまっているからだ。 コワコワコワコワ!!


さーて、オーロラ姫はまだマレフィセントを恨んでます。
が、ある日、王妃がコソコソと作業してた隠し部屋を運良く発見します!
恐る恐る暗い道を進むと作業場所にたどり着く。
その部屋の隅に見覚えのある何かが。。
糸車の針!! そしてオーロラ姫が近付き呪いをかけられた時のように指に刺す(話の中で時々指が痛んでいたのは魔力がここを導かせる為?)
そうすると誰かのフラッシュバックと共に王妃が王を呪った事を知る。


ここから戦争が始まります。

やらなければやられる。戦いは何故起きたのか?
皆戦いなんてしたくないのに、しなければ滅びてしまう。
ここが本当の戦争と良く似てて凄く心にきました。

戦争は無益だ。
悲しみしか降ってこないこの戦いに意味などあるのか。。

フィリップ王子が代弁していってくれたね!
こんな素敵な王子ならうちのオーロラ姫をあげてもいいよ!!

お幸せに!!

エルの妖精っぷりは相変わらずキュートだったし
アンジーはあんなツノ付けてても髪を下ろすとやっぱ美しいねー!
FHT

FHT