安堵霊タラコフスキー

カフェ・ソサエティの安堵霊タラコフスキーのレビュー・感想・評価

カフェ・ソサエティ(2016年製作の映画)
3.7
ブルージャスミン以来久々に映画館でウディ・アレン作品を見たくなったが、70年代から90年代にかけてのアレン映画を見ているような気分の良い佳作になっていた

ヴィットリオ・ストラーロのカメラは時代設定にしては綺麗すぎるかなと最初思ったけど、見ている内にセレブリティな雰囲気とは確かに合ってるなと思えたのでアレはアレで良かった

しかし何より一番良かったのは昔のウディ・アレンをイケメンにしたようなジェシー・アイゼンバーグの挙動で、神経質そうだけど魅力的な所作の数々はまさにアレンがかつて演じた主人公のそれで、ソーシャルネットワークのときも思ったが芸達者な役者だと改めて唸った

内容自体も男女の変わった三角関係や後半の懐古の趣とかは見ていて楽しく、映画館にわざわざ見に来て良かったと満足した