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カフェ・ソサエティのRYUPのレビュー・感想・評価

カフェ・ソサエティ(2016年製作の映画)
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これだけメガホン手にしてくると
作品の出来に関して浮き沈み有れど
とにかく”ブレない” Wアレン。
今作もシニカルとユーモア、甘美と残酷、セレブとギャング、夢と現実…
この対極。
軸は恋が主題と彼の十八番。

作風が好き嫌いは別として
生粋の皮肉屋は生粋の正直者でもある。
歳を食っても、軽妙に恋物語を描ける感覚と好みの女優を起用する意欲には頭が下がる。

楽しいだけでは終わらない人生の悲哀。
陽光に照らされる夢の中のハリウッドと
成功とは裏腹にどこか現実じみたニューヨーク。
そこには『ラ・ラ・ランド』のラストにも感じた苦い恋の一幕がありましたとさ。

うん。人生ってなんとなく曖昧。


監督 ウッディ・アレン
CAST ジェシー・アイゼンバーグ クリステン・スチュワート ブレイク・ライブリー スティーブ・カレル etc

原題 『Cafe Society』
2016年 アメリカ 96分

http://movie-cafesociety.com/
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