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女神の見えざる手のRYUPのレビュー・感想・評価

女神の見えざる手(2016年製作の映画)
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政界、マスコミ、企業、そして世論を操る
”ロビイスト”そのビジネスの実態。
狡猾な戦略。非情な選択。
観客が観せられる応酬はまるで格闘技や戦争の様。
この見事なスリリング且つテンポ良い脚本を手掛けたJペレラは、これが脚本家デビューらしい。
ヒロインを演じたJチャスティン共々才女等の力量に脱帽する。

大衆の心を掴み扇動していくスローン女史が、自身の心は誰にも掴ませないコントラストと勝利したはずの彼女を誰一人迎えに来る事の無い最後の場面が印象に残る。

更に今作を通じて「米国銃社会」とは?
という一つのテーマが観客の脳裏に残るが、この作品の存在自体がある種の”ロビイング”を体現しているとも言える。そこに意図が反映されているのであれば、私達は監督の「見えざる手」に心を動かされたのだろう。秀作。


監督 ジョン・マッデン
CAST ジェシカ・チャスティン マーク・ストロング ググ・バサ=ロー アリソン・ピル マイケル・スタールバーグ サム・ウォーターストン ジョン・リスゴー etc

原題 『Miss Sloane』
2016年 フランス、アメリカ 132分

http://miss-sloane.jp/
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