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ローサは密告されたのすねのレビュー・感想・評価

ローサは密告された(2016年製作の映画)
3.5
舞台はフィリピンのスラム街。

雨や湿気でジメジメとして、人でガヤガヤとしている。

そこに暮らすローサとその家族。

小さな雑貨屋を営みながら麻薬を売っていた。

タイトル通り、誰かに密告されて逮捕されてしまう。
警察は高額の保釈金を要求してきて、家族はどうするか?って話。

パワフルだな!
ぅおい!

すごいな!
うぉおおい!

圧倒的なリアリティ、これはドキュメンタリー映画ですか?と言いたくなるわ。

フィクションの映画であるが、ドキュメンタリーのような撮影、手持ちカメラでブレブレ。私たちは見ている。これがフィリピンで現実に起きていることなのか…!

ひどい…。

映像も素晴らしいが、すごいのが役者さんたちの演技力。

主人公のローサはもちろんのこと、誰ひとりと演技とは思えないくらいの演技を魅せてくれて、ぐっと引き込まれてしまう。
ローサから目が離せない、最後のローサの表情見ちゃったら、そりゃ、女優賞受賞するわな。思ったわ。

そこで暮らす人々の現状。
知ること。
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