舞台はフィリピンのスラム街。
雨や湿気でジメジメとして、人でガヤガヤとしている。
そこに暮らすローサとその家族。
小さな雑貨屋を営みながら麻薬を売っていた。
タイトル通り、誰かに密告されて逮捕されてしまう。
警察は高額の保釈金を要求してきて、家族はどうするか?って話。
パワフルだな!
ぅおい!
すごいな!
うぉおおい!
圧倒的なリアリティ、これはドキュメンタリー映画ですか?と言いたくなるわ。
フィクションの映画であるが、ドキュメンタリーのような撮影、手持ちカメラでブレブレ。私たちは見ている。これがフィリピンで現実に起きていることなのか…!
ひどい…。
映像も素晴らしいが、すごいのが役者さんたちの演技力。
主人公のローサはもちろんのこと、誰ひとりと演技とは思えないくらいの演技を魅せてくれて、ぐっと引き込まれてしまう。
ローサから目が離せない、最後のローサの表情見ちゃったら、そりゃ、女優賞受賞するわな。思ったわ。
そこで暮らす人々の現状。
知ること。