ほるもん

お嬢さんのほるもんのレビュー・感想・評価

お嬢さん(2016年製作の映画)
4.0
日帝時代の韓国が舞台、封建制度の中で大金持ちのおじさんたちにとって、女はヒワイナな対象でしかない、その楽しみ方もお金持ちほど原始的で幼稚だ。

絢爛豪華な家屋敷と流暢な日本語と時たま交わされる本音の韓国語からたちのぼるのは霧のような根拠のない世界観。
世間知らずのお嬢様は男に簡単に騙されるだろう、頭も身体も幼いお嬢様はおもちゃの人形と一緒、なんとでもなる。

と思って観ていたら大変などんでん返しがあって、痛快の一言でした。

ハジョンウ、チョジヌン、のゲス男ぶりも良かったし、
キムミニが可愛くて妖艶で、あどけなさの中に官能美もあって、いい女優さんだと思いました。
それから、風景、衣装、美術、撮影、何もかも素晴らしかった。

パクチャノク監督の「オールドボーイ」をみて2度と見るかい、と思ってたけどやっぱりすごい監督さんなんですね。納得。
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