お嬢さんのきんろーのネタバレレビュー・内容・結末

サスペンスはほどほどぐらいで正直あまりそこに興味は持てなかった。

物語的に大きく動き出すのは第二部以降なんだけどまぁ普通というか、とんでもないトリックがあるわけでもなく、裏の裏は表なので別に気にならない過程を経て第一部の印象に返ってくるだけ。

レーティングがR18という事でゴア描写や官能描写に期待したが第一部以外はだいたい直接行為を映すのみでその描写すらハリウッド映画お決まりのベッドシーンに毛が生えたレベル。第一部ではまとわりつくようなカメラワークが使用されていてそこにおいては官能的と言えるかもしれないがそれ以外は壊滅的。

個人的には第一部の貯金を切り崩しながらなんとか完走した感覚。どっちつかずになってしまっている印象があるが、サスペンスとエロスのどちらかメインに舵を切っても満足のできる作品にはならない気がするのでそもそも企画段階で破綻している気がする。

最低限見たいものの供給はあったためガッカリ感はないけど満足感もない。