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お嬢さんの8823のネタバレレビュー・内容・結末

お嬢さん(2016年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

3部構成の使い方が上手かった。一部はあらすじ通りかと思いきや最後で???ってなる展開で、二部は秀子が裏切っていると思わされ、三部は正に女の勝利!って感じだった。
辿々しい日本語のやり取りには若干ダレたけど、手紙とか朗読のくだりを考えたら必要だったのかも。
秀子がお風呂に入ってる最中にスッキが歯を削る?ために口に手突っ込んでるシーンが、数あるエロシーンの中で一番エロかった。朗読シーンはコメディ。セックスシーンはエロというより美しかった。スッキに秀子がドレス着せてあげるシーンも良かった。
地下の春画本を破りまくって水に落とすところとか、伯父さんが伯爵を拷問するシーンとか、復讐者〜とかオールドボーイっぽさがあった。チンコ無事で良かった…が
最期の言葉ってコメディすぎる。
男は死に、男に支配され続けてきた(これからもそれが続くはずだったであろう)女が、見事に男を裏切り欺き幸せになる姿は爽快だった。最後の汽車でのセックスシーン、めちゃくちゃよかった。
二人一緒になるためとはいえ、精神病院で数年過ごしたり、好きな人を欺いたり(伯爵との疑似初夜のシーンの演技は迫真だった)、男たちに比べて腹括ってて、その覚悟がかっこよかった。
パクチャヌクだから最後の最後で後味悪いエンディングくるか?と思ってたけど、この上ないハッピーエンドだった。
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