このレビューはネタバレを含みます
「オールド・ボーイ」のパク・チャヌク監督作品。韓国映画をちまちまつまんでおります！
ストーリー自体はそこまでハマらなかったというかカタコトの日本語に流石に違和感を感じた。
だけどオールド・ボーイでも凄まじかった監督の複雑なイメージシステムの使い方が今作でも炸裂してて面白かった。
似たような構図や象徴的な映像の反復が、ショットに何層もの意味を与えるだけじゃなく、ストーリー展開に大きく関わってくる。
例えば、“苦痛”の象徴だった薄茶色の鈴が銀に輝く“快楽”の象徴へと変貌する。ストーリーの始まりと終わりを巧く表現してる！
環境に縛られた2人の女性が自由を勝ち取り、その一方で私欲を剥き出しにした醜い2人の男が共倒れする皮肉も効いていたように思う。
それと、今作におけるシュールな笑いがちょっとジワジワくるタイプだった。
「…でも チンポを守って死ねてよかった」
死に際の男のセリフとは思えないほどのくだらなさ。笑
