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シエラネバダのrage30のレビュー・感想・評価

シエラネバダ(2016年製作の映画)
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法要で集まった家族を描いた作品。

家族間の小さな諍いを描いた作品で、日本で言うと、是枝監督の作品ぽいというか、設定的に『歩いても 歩いても』を想起したりもしたかな。

こういう家族の気不味い瞬間だったり、居心地の悪さを描いたコメディーは嫌いではないのですが、流石に3時間近くもあるのは長い…長すぎます。
特にストーリーらしいストーリーもなく、家族の喧嘩が延々と続くので、途中で集中力が途切れてしまいました。

政治的な話や宗教的な話も描かれるので、おそらくは、この家族自体がルーマニアという国のメタファーになっていたのでしょうが、ルーマニアについて詳しくないので、イマイチ理解し難いのも辛い部分。
せめて、2時間くらいに収めてくれれば、見易くなったと思うし、人にも勧め易くなったと思うんですけどね。
この仕様では、見る人も楽しめる人も限られるかな…というのが正直なところです。
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