国が違えば理解しがたい文化や習慣や社会制度に困惑してしまうが、それは相手側も同じ事を考えている。
他文化を否定する事は容易だが、自分の物差しがそんなに正しいかと言えば疑わしい。
越したばかりの新居で何者かに乱暴された妻、一心不乱に犯人を探す事に傾倒する夫。
警察には一切、報告もしなければ頼らない。
犯した罪を責めるのか、或いは罪を許すのか…。
社会が無関心なら自らが罰を与えるしかないのか…。
憎まれて生きて行くか、或いは感謝されて生きて行くか…。
この作品を観てから暫く自問自答し続けても答えは見つからない。
簡単なようで難しい問題にぶち当たる..★,