りり

セールスマンのりりのネタバレレビュー・内容・結末

セールスマン(2016年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

1件の暴行事件を通して、犯罪が普段の生活をどれほど壊してしまうか、また憎しみや復讐心は被害者を加害者に変えてしまうこともあるなど、色々と考えさせられる映画だった。重い内容で見終わった後も心にズシンと残る。楽しいものではないが、こういった心の動きを味わえるのは良い映画かな。途中で挿入される演劇のシーンがアクセントになっていてよかった。

主人公の男性が非常時に助けが必要な人に進んで手を貸すような人格者であるところがまた悲しい。気持ちはわかるけど、やはり犯罪は警察に届け出ないとな…自分も辛いし周りの人々も無駄に傷つけてしまう。
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