恋する拳闘士
2016年 フィンランド作品
『コンパートメントNo.6』の
ユホ・クオスマネン監督の1作目
1962年
50年前の実話を基にした物語
モノクロの映像がハマって
過去の世界観がリアルに感じられる
何気ない会話劇と場面展開
自然な描写に
すぅ~っと作品世界に惹き込まれる
水辺の場面
自転車で移動する場面
自然や乗り物を使った描写が印象的
世界王者と良き夫
オリが求める2つのもの
闘いの目と恋する目
オリの目の色の変化が面白い
フィンランド国民の期待
パトロンの期待
マネージャーの期待
オリを取り巻く人びとが求めるもの
「私は何も求めてない」
そういうライヤの期待
一方の期待は失望に変わったけれど
一方の期待はいかに…
ここではない何処かへ
最後の場面に
奇しくも
『コンパートメントNo.6』と
まるっきり同じ言葉が浮かんだ