ジム・ジャームッシュ監督による、THE STOOGESに対する愛がたっぷりと溢れてた。
そしてユーモアを交えながら小気味好く描かれていて、とてもクールでカッコいいドキュメンタリー作品で最高に面白かった。
THE STOOGESの歴史を語って行く中で魅せるジャームッシュ監督の手腕はさすがの一言。
とても洗練されていて、スマートでクールに語られていたのが最高過ぎた。
バンドの歴史を語る中でコラージュして行くあの面白さは最高だったな。
ライブシーンでのイギーの画になるカッコ良さがたまらない物があったし、語られるエピソードの中で笑えるのとか結構あったのがまた面白かったな。
そして色褪せぬカッコ良さを語られて、描かれて行く中で改めて感じさせてくれる。
途中、イギーがその曲の音色を口ずさむシーンを観て思ったのは、中村達也が同じように口ずさむ時も大体同じだよなとふと。
観ていてとても楽しかった場面の一つ。
しかし壇上に上がった時の動きには思わず笑った(笑)
そして過去が現在へと繋がって、蘇った伝説が再び動き出して聴かせて魅せるあの凄さはカッコ良かったなあ。
ライブを観たくなるね。
THE STOOGESを語るエピソードの数々の面白さ、そしてバンドの凄さ、ジャームッシュ監督の物語を語るその手腕をたっぷりと楽しめるドキュメンタリー作品だった。
今も色褪せぬカッコ良さは尖ったまま、輝き続けてる。
シンプルに感傷に浸る事なく、真っ直ぐに向き合って語る面白さが素晴らしい映画。
あとジャームッシュ監督の「パターソン」にはイギー・ポップの事が語られるエピソードが盛り込まれているので、両作品とも是非観て欲しいと思います。
