「SAYONARA YOSHITO」
またまた現れたゴジラと機龍が決着をつける話。
怪獣映画にしちゃ骨のあるストーリーだけど、全体的にややフワッとしてる。
まず冒頭からして「機龍は冒涜的だから廃棄すべき したらモスラが守ってくれるわよ」ってな話の流れになるんだけど、これが最後までフワッとしててなんだかなあ。言うてた割にモスラが全然やれてない。ゴジラにボコされてた。信じて廃棄してたら人類滅亡してただろ。ほんで税金を復興より機龍のメンテに充ててたって話は何だよ。アホ。そら叩かれますわ。
そもそもゴジラが無闇に強くて魅力に欠ける。なんつーか、雑に強い。もうちょいちゃんと強くあってくれ。この作品に限った話ではないけど…。
前作主人公がフワッとした理由で退場するのも凄く惜しい。今作の機龍のパイロットがあまりにも掘り下げ不足で微妙だったし掘り下げてる時間もなかったから、前作から続投してくれた方が良かった。
主人公がメカニックなのはちょっと良いね。そこはかとなく変態っぽくて。
あとやっぱこのシリーズの美点は機龍に尽きるよな。間抜けな暴走シーンを除けばずっとメカメカしててカッコいいぜ。腕がドリルみたいになるとこ好き。でも背負いものはない方がいい。どの作品においても、メカゴジラはシンプルな方がカッコいい。