「映画を撮るか、死ぬか、どっちかしかないんだ」
狂人が映画撮る話。
キャストがプロ声優とそうじゃない人が混ぜこぜになってて、プロじゃない人たちの演技がクソ浮いてた。特にナタリーが酷い。聞いていられない。
作中作、主人公たちが必死こいて撮ってる映画が全然面白くなさそうなのが物凄い気になった。もう既にこの世に500本くらいありそうな筋書きだった。既出も既出。あの程度のありきたりな映画があんなウケるわけねぇ。大衆を舐めるな。
あと銀行のシーンが熱い「っぽい」だけで、実情ありきたりな安っすいシーンだったのも嫌だった。うわべだけ半沢直樹の真似事か?もっと練れよ。大事なシーンなんだから。
「長い映画がつまらない」ってのは同意できるけど、だからと言って90分の映画が至高って意見はカマしすぎ。110分くらいまでなら看過できるだろ と僕は思う。
ただ、全てを投げ打ってでも自分の信じるものを作る者の情熱みたいなのを描きたいんだなってのは嫌というほど伝わってきた。現場の職人たちやポンポのジジイなど、年長者が概ね燻銀だったのも良かった。