この営みが、悪魔的儀式のように描かれるわけでもなく、、
とにかくツーペアの夫婦は幸せそうで。
この営みが当たり前のパラレル世界なのか、奇跡的にこの営みを理想とする夫婦が立て続けに出会っているのか、
どちらにしてもとんでもない奇跡が起きているはずなのに、
彼らは大胆で、慎重さに欠けていて、堂々と相手夫婦を誘う。
この類いのタブーを当然に成し遂げてしまうあり方が、この映画のパンチラインならば、すごくシンプルだし、そこに隠れた類い稀な仕掛けにはまだ僕は気付けない…
そこら辺が曖昧すぎて乗れなかったものの、行為が発生する寸前の不穏さを、映画における"画面の外"という怪しいものを、観客に予感させる技術は感じる。
暗闇(黒画面)・普通のカットバックにおける時間の飛ばし方や隠れた時間経過への意識はセンスを感じて、、
うーん…
どうやらいたらしい月永さんと須藤さんの言葉を聞きたい。
…確かに、彼らは必ずしも性欲に突き動かされていた訳ではないように見えた。