Marina

IT/イット “それ”が見えたら、終わり。のMarinaのネタバレレビュー・内容・結末

1.0

このレビューはネタバレを含みます

初めてホラーを映画館で観た。

一番の感想は、これはいわゆる「ホラー」というジャンルに入る作品なのだろうか、という疑問。普段ホラーを全然観ないからよくわからないけれど、どちらかというとSFっぽさを感じてしまった。

海外モノのホラーは表現が極端で、怖いというよりちょっと笑っちゃうようなものも多いけれど、これもそのうちの一つだった。
後半にかけて突然ドラマチックになったり、アクションっぽくなったり、色々と破茶滅茶でツッコミどころしかなく、心の中でツッコミながら楽しんで観ることができた。

ただ、子どもたちの恐怖の対象として、親の存在が多く描かれていたことは興味深かったし、メッセージを感じた。
なんなら、女の子(名前忘れた)と父のやりとりの場面が一番怖かった。

現代の子どもたちを取り巻く問題や、社会における問題が恐怖として取り上げられ、その恐怖を抱いた子どもたちが殺されてしまうという構図には、何かすごくメッセージ性があると思った。
拡大解釈かもしれないけれど、大人が気づかないところで子どもたちを追い込んでいるという事実を突きつけられるという点では、ある意味ホラーなのかもしれない。

こんな感じのことをダラダラ考えながら観ていた。単純に観てるだけだと多分すごく退屈な時間になっていたと思う。B級ホラーで映像だけ無駄にクオリティ高いみたいな感じ。

普通のホラーだと思って、ウフフなシチュエーションを期待してデートで観ようとしている男子には、全力でやめておけと言いたい。(近くにカップルがいて、見ていてそう思いました。)
Marina

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