鯖ピザ

LOGAN ローガンの鯖ピザのネタバレレビュー・内容・結末

LOGAN ローガン(2017年製作の映画)
4.4

このレビューはネタバレを含みます

泣く~

ミュータントが産まれなくなった2029年で、ボロボロの老いたローガンがアルツハイマーチャールズの面倒を見ながら、自分と同じ能力を持つ少女を北に送り届ける話。

たぶん2回目やけど普通に泣ける。バッサリ切断描写とかあるし、話も物悲しい切ない雰囲気で進んでいくから、大人向けヒューマンロードムービーって感じ。
フューチャー&パストで幸せな2023年の未来を見せといて、その6年後にはこれかよって感じやけど、ローガンの最後を描いてくれて良かった。

まずボロボロの老ーガンがリムジン運転手で少ないお金を稼いで、死にかけのアルツハイマーチャールズの面倒を見てるってとこからもう悲しい。痛々しい。
ほんでチャールズがアルツハイマーによる能力の暴走で仲間を殺したってのもキツいし、懺悔した瞬間ローガンの見た目した人造人間に殺されるのもしんどい。相変わらず関わった善良な一般人も死ぬし。
しかもこの悲しい雰囲気の合間に、ローラのグラサン姿とか、チャールズの正気に戻ってる感じでほんわかロードムービー的な要素も挟んでくるのが、じわじわしんどい。

映画だけやとアポカリプスから何がどうなってキャリバンがあんな感じで一緒におったんかわからんけど、あいつもシンプルにかわいそうやった。

とはいえ、未来であるローラたち新世代のミュータントも出てきたし、ローガンたちの物語はここで終わりやけどミュータントたちはこれからも生きていくんよって感じもあって、希望0って作品ではないんよな。
最後に泣きながらパパ呼びするのとか、墓の十字架をXにするのとか、ローラ泣かせに来すぎ~

ローラの初戦闘シーンがちっちゃいローガン過ぎて感動したけど、基本的には死の臭いがし過ぎる老ーガンを味わう映画。最後に薬打ってちょっとだけ昔の猛々しさを取り戻すのが、嬉しくもあり悲しくもあり…

デップー3で出てくるとはいえ、ローガンの物語の終わりとしてはこれで満足です。
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