『ローガン、君は何処へ行くのだい?
ヒュージャックマンが演じるウルヴァリン の終焉へと続くロードムービー』
超回復能力とアダマンチウムの爪を持つ、死をも恐れない男ウルヴァリン。けれど、彼は誰かを愛することを拒み続けていた。
自身が不死身だからこそ他者の死を見てしまう。
彼にとって『家族』とは別れを意識してしまうのである。
そんな彼が、おやじの老人介護にお父さん役という彼が避けてきた事が立て続けに起こる。
そして、敵はウェポンXの被験者というローガンにとって家族の様な存在なのである。
現在、マーベルは大きな課題に取りかかろうとしている。
ヒーローの世代交代である。
連載されてるコミックでもアイアンマンがアイアンハートとして黒人の女性に、スパイダーマンにおけるマイルズ君。ソーは女性になったりと長年戦い続けてきたヒーロー達は新たな時代へと動き出している。
ウルヴァリンもまたしかり、名前を受け継ぎ新たな存在が誕生している。
実写ではロバートダウニーJr.も後数本でアイアンマンを引退するとの噂もあり、重要課題である。
今回ローラ役のダフネ・キーンちゃんは本当に素晴らしい活躍を見せてくれた。
全てのシーンが素晴らしいの一言に尽きる。彼女があってこそのこの作品だっただろう。
そして、何よりも長年ウルヴァリンとして活躍してきたヒュージャックマンの名演に尽きる。
彼以外にはローガンという存在はあり得なかっただろう。
本当にありがとうヒュージャックマン。