X-MENシリーズをほぼ未鑑賞、ウルヴァリンシリーズも1.2くらいしか観てないけど、どうしてもこの作品だけは観たくて、観てきた。
ヒーローの衰退を描いたストーリーはあまり無いと思う。
年老いたヒーローと、同じく年老いた戦友、そして自分と同じ境遇の少女と共に生き抜いていくというストーリーは、考えていたより痛々しく壮絶だった。
治癒能力がほぼ無くなり、癒えない傷を抱えたローガンに容赦なく浴びせられる殺意は目を背けたくなるほど痛々しかった。
また、肉体的な痛みだけでなく、多くの人を救って来たが、多くの人を犠牲にしてしまったローガンの精神的な痛みが伝わってきて、本当に胸が苦しかった。
それと同時に、ローラが圧倒的な強さを見せた時、安堵した。
世代交代の時が来たことがわかり、観終わった後はただローガンとの別れを惜しんだ。
これはヒーロー衰退の物語でもあったけど、新たな希望の物語でもあったと思う。
名作。