ゾウさん

クワイ河に虹をかけた男のゾウさんのレビュー・感想・評価

クワイ河に虹をかけた男(2016年製作の映画)
3.6
太平洋戦争中に陸軍通訳としてタイで勤務した永瀬隆氏の贖罪の足跡を、瀬戸内海放送の満田康弘が追ったドキュメンタリー。『レイルウェイ 運命の旅路』のモデルとなった人物が、“死の鉄道”と呼ばれた泰緬鉄道犠牲者へのあがないと、元捕虜と旧日本軍関係者の和解に尽力する日々にカメラが迫る。周囲の反発に遭いながらも、人として正しい道を模索してきた人物の年月が重い。

太平洋戦争真っただ中の1942年7月、旧日本軍はタイとビルマ(現ミャンマー)をつなぐ泰緬鉄道を敷くための工事に取りかかる。軍はイギリス、オーストラリア、オランダ等の連合軍捕虜6万人超に加え、25万人以上の現地アジア人を投入。当時陸軍通訳だった永瀬隆氏は、タイ側の鉄道建設拠点カンチャナブリ憲兵分隊に配属されていた。
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