地球外生命体

映画よ、さようならの地球外生命体のレビュー・感想・評価

映画よ、さようなら(2010年製作の映画)
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老朽化と観客の減少により、閉館の憂き目に遭うシネマテーク=フィルムライブラリー。そこに勤める1人の男の姿を通して、フィルムで撮影された映画やシネマテークにオマージュをささげる。

監督は『アクネ ACNE』のフェデリコ・ベイロー。

南米ウルグアイの首都モンテビデオ。両親と暮らす45歳のホルへは、シネマテークに勤めて25年になる。フィルムの管理、作品の選択、プログラムの編成、映写から客席の修理と、ホルヘはさまざまな仕事を一手に担っていた。しかし、ここ数年は観客も減少し、建物の賃料も滞納状態が続き、老朽化した機材も修理不能で、館長やスタッフたちを悩ませている。出資元の財団から、利益が出ない状態を続けるわけにはいかないと通告され、ついに立ち退きを迫られる。「25年間、毎日ここにいる」と誇りをもって言える、ホルヘにとって大切な場所が静かに終わりを迎えようとしていた。

★2010年ワルシャワ国際映画祭
特別賞
★2010年サンセバスチャン国際映画祭
新人監督賞(審査員特別賞)
★2011年オデッサ国際映画祭
審査員特別賞【International Program】
★2011年ブエノスアイレス国際インデペンデント映画祭
男優賞(ホルヘ・ヘリネック)
特別賞【FEISAL Award】
★2011年イスタンブール映画祭
審査員特別賞【International Competition】
地球外生命体

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