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藍色夏恋のrage30のネタバレレビュー・内容・結末

藍色夏恋(2002年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

高校生男女の三角関係を描いた作品。

「友人の代わりにラブレターを届ける」という設定からして、『ハーフ・オブ・イット』っぽいな~と思っていたんですが、中盤で主人公のカミングアウトがあってビックリ!
これ、まんま『ハーフ・オブ・イット』じゃないですか!

(ちなみに『ハーフ・オブ・イット』の監督、アリス・ウーは台湾人のレズビアンという事で、この作品から影響を受けてるんでしょうかね?)

で、個人的には『ハーフ・オブ・イット』よりも、本作の方が気に入りました。
前者にある、文学や人種といった小難しい要素がない分、純粋な恋愛物語として描かれるので、こちらの方が感情移入し易かったです。

愛されない事が分かっていても、傷つく事が分かっていても、それでも相手を求めずにはいられない気持ち。
好きな人に拒絶されるシーンなんか、本当に切なかったですけど、でも、そうした痛みもまた、人を愛するって事なんだと思うし、この経験を糧に未来へと進む2人がとても眩しかったですね。

郊外の懐かしい匂いのするロケーションにはノスタルジーを刺激されたし、真夜中のプールや主演2人の瑞々しい存在感など、キラキラとした世界観も印象的。
青春恋愛映画の傑作と呼ばれるのも納得の作品でした。


余談
“キムタク”が出てくるのにもビックリしたな~。笑
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