藍色夏恋のネタバレレビュー・内容・結末

「藍色夏恋」に投稿されたネタバレ・内容・結末

友達がエモいといっていたので気になってました。
夢物語みたいな恋ではない、思春期の悩める心の動きと夏のきらめきを感じる映像でエモかったです。
ジャケットの印象とは違い、ハーフ・オブ・イットとか岩井俊二監督っぽい雰囲気でした。
あとプールに行きたくなります。温泉でもいい〜。

女の子がシーハオくんより恋に対して少しだけ早熟で、でも幼い故に自分もまわりも振り回してしまう感じがよかったです。
あんな話したあとにシーハオくんにユエチェンを紹介するのとか鬼。
段々とシーハオくんの一途さとまっすぐさがかっこよく見えてきてつい応援してしまってました。
なので終盤にクーロウがユエチェンの前で見せる姿が完全に恋する女の子だったのは切ない…。

ユエチェンは結構な地雷女では〜と思いながら見てましたが、あの年頃の女の子としてはある意味正解なのかも。
失恋からのノート燃やしたりのくだりが良かったです。
木村拓哉って書きながら泣くところエモすぎる。
あと先生だとか意外と男性の描写がギラギラしてて、少し気持ち悪くも思いましたがそんなものですよね。
二人の恋する女の子のいじらしさ、グイルンメイの中性的なかわいらしさ。チェンポーリンのかっこよさ、さわやかさ。グイルンメイがチェンポーリンを「ガキ!」という目で見るところ、二人で踊るよう手紙を剥がすところが好き。
「藍色夏恋」という邦題をつけたかたのセンスの良さ。
グイ・ルンメイの作品で見たのは二作目だった、前回見たのはGFBF。大学の中国語のクラスで見た。GFBFのときはノーマルサイドだったけど、今回はレズの子を演じてた。グイルンメイの強気な感じがすごく好きだ。棒の様な手足とボーイッシュな髪型がすごく似合っていて、かっこいい。
友達のユエチャンにはイライラし続けたけど、彼女も彼女なりの葛藤がありそう。
チャン・シーハオと書くのをやめて、木村拓哉と書き続けながら泣くシーンはちょっとかわいそうだった。
最後は爽やかにおわっていたけど、チャンシーハオは報われないね…
登場人物たちの感情と行動の意味がよくわからないところに文化の違いを感じる。
あらすじに結構なネタバレ?書いてある。
主人公以外は、男は女が好きで女は男が好きっていう価値観だから前半はひたすらかわいそうだった。
あらすじでわかってる分、主人公目線がわかるという意味ではネタバレではないのかも。。。
でももし前提知識として必要なら、”わかるシーン”を最初に入れればいいだけだから、やっぱり監督の意図的には知らなくていいんだろう。
それが自分の先入観を表してクリティカルに考えるきっかけにもなるし。

まだ主人公の行動は一貫してレズビアンってわけではないけど、それが関係をややこしくしてしまったり、勘違いさせてしまったりしてるけど、やっぱり表情とかを見ると最初から”一貫している”描写な気もする。

台湾人の友達と話すと台湾はLGBTについては結構進んでて、この間出た結婚式にも10%くらいカミングアウトしてる人がいたらしい。(潜在的に10%くらいはLGBT?に当てはまる)
自分の知り合いの中にも悩んでる人が10%くらいはいるはずと思うと日本はまだまだカミングアウトし辛いんだろうなと思う。
台湾の女の子の話。

17歳。台湾の夏。真夜中に学校のプールに忍び込む。女の子と海に行って服のまま泳ぐ。南国の日差しの中自転車で競走。うう…ないはずの記憶が蘇る…

映像がものすごく綺麗。音楽もセンスがいい。何より感情の機微を丁寧に描いている。だからストーリー自体は簡単なのに、感情移入してしまうのだと思う。

もっと自分が繊細な気持ちを理解できる人だったら、きっと泣いてしまうぐらい切ない話なのだろう…
今まで観た台湾映画で一番、台湾の空気感を感じられた。夏の空気感、屋台の雰囲気がすごくよかった。
その中でプールを泳ぐ水の音や体育館のバスケの音が心地よく、夏にこの映画を観られて良かったと思う。
ストーリーについては考えさせられるというかなんというか、それぞれの心の葛藤がより心に残った。チャンは騙されたに近い苦い思い、失恋の悲しさがあるだろうに、最後はモンとちゃんと向き合おうとしてあげてるところが切ない。(ラストの自転車でお互い少しでも前に出ようとじゃれ合うシーンとかもう)
モンのような立場に立ったことがないからうまく言えないけど、単純な告白の勇気とは少し別の次元で、想いを伝えづらい状況にあるというのはかわいそうだなと思った。(かわいそうという言葉もまた違うかもしれないけど)だからこそユェチェンに思い切ってキスしたのは頑張ったなと思ったし、いつかまたユェチェンと、以前と同じように会話できるようになれてたらいいなと思えた。
あとFilmarksのあらすじの文章、物語のキモを明かしちゃってる気がするけどいいのだろうか。
やっと観られた!嬉しい!
原題って少し違うのか。原題の方が好きかな…。
どうしようもないし絶望しちゃいそうな状況。でもこの先切なさが消えることはなくても、あなたにはきっと素敵な未来が待っているよ、と思えた。
男の子が絵に描いたようなキラースマイルでじわじわくる。シャツの柄と文字が忘れられん。時々思い出して笑っちゃいそう。
主人公の今の写真見たら生駒ちゃんにちょっと似てるような。クールな方の生駒ちゃん。
この映画を見て「あの頃、君を追いかけた」は凄い映画だったと再認識させられた。確かに、本作も青春映画の秀作だと思う。ただ「あの頃…」と比較してしまうと、主人公達の恋愛にも、熱烈さを感じなかった。その分、ストーリーにも入っていけなかった。個人的には、ライトな感覚の青春映画として堪能しました。
学校通いたくなる
秘密、
誠実さ

いつしか臆病になり
気持ちをなかったことにしようとするんだ
台湾巨匠傑作選2019

何の予備知識もなく観ましたが非常に良い映画でした。

題材としてLGBTを含みながらも、普遍的な青春期の悩みや戸惑いを優しく美しい視点で、且つ苦さも含みながら描いていたと思います。青春の甘酸っぱさだけではなく、苦さや厳しさも同時に切り取っていました。

今の日本ともまた違う、都会だけどどこかいなたい、純朴な雰囲気がとても良かったです。
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