おたしん

ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャーのおたしんのレビュー・感想・評価

3.5
映画でもよく耳にする作家サリンジャー。
彼の名前と作品名だけは聞いたことあるもののどんな人物なのか知らなかった。

ノルマンディー上陸作戦に参加していた兵士だったとは。
戦争中も書き続けていたなんて。
そんなこと知っちゃうとまた作品の感じ方が変わりそう。

出版はタイミングが悪く何度も上手くいかず。
戦争を生き抜いたのも奇跡だけどPTSDに悩まされながら書き上げたのか。
知らないことだらけだった。

売れたら売れたで新たな問題が発生。
人間不信になるのも分かるけど家庭にすら別れを告げることになるなんて。
あれほど出版すること自分の作品が世に出ること読まれること楽しんでもらえることを夢見ていたのに終いには出版したくないという気持ちになってしまうのか。
今だに人気の作品を書き上げて読者たちは楽しませてもらっているけどサリンジャー自身は満足していたのだろうか。
幸せな作家人生だったのか本人の意見を聞いてみたいと思った。

文学史の知識は無いし理解できないんじゃないかって心配してたけどとても分かりやすい映画でした。
独特な考えを持ってたり表現が難しいかもしれないという固定概念があったけど大丈夫でした。

『ライ麦畑で出会ったら』を見て「ライ麦畑でつかまえて」が当時若者のバイブルだったことを知った。
今でもたくさんの読者がいて多く出版されている人気著書。
これは読まなきゃダメですね。

そしてやっぱりニコラスホルトかっけえ。
端正な顔立ちしてるよなあ。
おたしん

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