真魚八重子

団鬼六 人妻なぶりの真魚八重子のレビュー・感想・評価

団鬼六 人妻なぶり(1987年製作の映画)
2.5
同意のないSM行為を観るのが苦手だなあと、感じてしまう。襲っているのが不気味な狂人的な人たち(たとえば『インフェルノ 蹂躙』や『ボーグマン』)で、目的がわからないと面白いんだけど、ただ嗜虐的に尊厳を傷つけたいだけの話は、ちょっとうんざりする。

会社の美人が社長の息子と結婚するからといって、彼女に憧れていた冴えない男が逆恨みする。そして裏ビデオを撮ってるカップルと悪だくみをして、結婚直前に彼女を強姦してその様子を撮影し、結婚後も恐喝し続ける。個人的に、悪さも他人の手を借りないとできない卑小な輩が、きらいなんだと思う。
ラストは非常に素晴らしかった。悪徳にも分相応というものがある。
真魚八重子

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