ナツミオ

ハイジ アルプスの物語のナツミオのレビュー・感想・評価

ハイジ アルプスの物語(2015年製作の映画)
3.8
NHK-BSPプレミアムシネマ録画鑑賞
吹替版

子供の頃に観た日本の名作アニメを懐かしく思い出す。
アニメとイメージが違うが、観ているうちに引き込まれるハイジの世界。
何回も映画化、TVドラマ、アニメ化されて、世界中で愛され、日本ではアニメでおなじみの児童文学の名作「アルプスの少女ハイジ」を母国スイスとドイツで映画化。

原題 『Heidi』

2015年スイス/ドイツ作品
製作 レト・シャルリ ルーカス・ホビ ウリ・プッツ ヤーコプ・クラウゼン
監督 アラン・グスポーナー
原作 ヨハンナ・スピリ
脚本 ペトラ・ヴォルペ
音楽 ニキ・ライザー
撮影 マティアス・フライシャー
出演 アヌーク・シュテフェン(声:花澤香菜) ブルーノ・ガンツ(声:茶風林) イザベル・オットマン(声:早見沙織) ほか

(NHK番組内容より)
アルプスの大自然に囲まれ、頑固だが優しい祖父(ガンツ)と幸せに暮らしていたハイジ(シュテフェン)は、ある日、車いすで生活する大富豪の娘クララ(オットマン)の話し相手として大都市フランクフルトへ連れて行かれる。クララとの友情を深めていくハイジだったが、日に日に山の暮らしが恋しくなり…。祖父を演じるのはスイスの名優ブルーノ・ガンツ。

子供時代、カルピス名作劇場をリアルタイムで観た世代なのでアニメのハイジ(声 - 杉山佳寿子)の刷り込みが強く、最初ハイジのイメージと違うがすぐに違和感がなくなり楽しめた。

ハイジ役アヌーク・シュテフェンは、500人の候補の中から選ばれたそう。
ハイジの野生児感がピッタリ。

アルムおんじ役ブルーノ・ガンツの演技がいい!
『ヒトラー 〜最期の12日間〜』(2004)のヒトラー役と同じ人には見えない。
ハシゴに登っている時、ハイジが戻ってくるシーンで、手に持つ板を落とすところ。
何気ないシーンだが、良かった〜〜

ペーターは、子供時代のケヴィン・ベーコンっぽい。

クララはやっぱり富豪のお嬢様っぽい。
やっぱり、歩こうとする意志は大事。

家政婦長ロッテンマイヤー女史も、堅苦しい雰囲気はまんま。猫アレルギー描写あり。

執事のセバスチャンは、アニメと同じ雰囲気でハイジの理解者。

クララのおばあ様も、字が読めないハイジを理解し、アルプスの山々が登場する飛び出す絵本をプレゼントし、ハイジがみるみる上達。家庭教師たちの前で立派に披露するところも良いシーン。

アニメのオリジナル・キャラ、セントバーナードのヨーゼフは未登場。
原作は、キリスト教の教えが色濃いようだが、アニメはその点はかなり薄められているそう。本作でもその点はあまり感じなかった。

誰もが知っているハイジの物語だが、
実写版の見どころはやはりアルプスの自然。そしてハイジの物語を堪能しました。



【忘備録】ネタバレ無し
(キャスト)
・ハイジ Heidi
- アヌーク・シュテフェン
(吹替:花澤香菜)

・アルムおんじ Alpöhi
- ブルーノ・ガンツ
(吹替:茶風林)

・クララ Klara
- イザベル・オットマン
(吹替:早見沙織)

・ペーター Geissenpeter
- クィリン・アグリッピ
(吹替:笹島かほる)

・ロッテンマイヤー Rottenmeier
- カタリーナ・シュットラー
(吹替:本田貴子)

・おばあさま Grossmama Sesemann
- ハンネローレ・ホーガー
(吹替:瀬田ひろ美)

・ゼーゼマン
- マキシム・メーメット
(吹替:菅原正志)

・セバスチャン
- ペーター・ローマイヤー
(吹替:菊池康弘)

・デーテ叔母さん
- アンナ・シンツ
(吹替:浅井晴美)

・バルベル
- リリアン・ネフ
(吹替:北川ゆめ)

・ティネット
- イェラ・ハーゼ
(吹替:田辺理紗)

・家庭教師
- マイケル・クランツ
(吹替:庄司然)

・お医者様
- マルクス・ヘリング
(吹替:西垣俊作)

・牧師
- ペーター・ジェックリン
(吹替:田邉優人)

・ペーターの母
- レベッカ・インダーマウアー
(吹替:ひなたたまり)

・ペーターの祖母
- モニカ・グブサー
(吹替:北林早苗)
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