ちゃあさん

ハント・フォー・ザ・ワイルダーピープルのちゃあさんのネタバレレビュー・内容・結末

3.2

このレビューはネタバレを含みます

「ジョジョ・ラビット」等のタイカ・ワイティティ監督作。
久々にガッツリとサム・ニールを堪能できたので嬉しい。



13才の少年リッキーは、里子に出されてもすぐに施設に追い返されるおデブな超問題児。
今度の里親は大自然の中に立つ家に住む、優しいベラおばさんと偏屈ジジイのヘクターの家だった。。
ところが新生活を始めて早々、ベラおばさんは死んでしまいヘクターと二人きりになってしまう…。
施設に連れ戻されるのを断固拒否のリッキーは、自然豊かすぎる山奥へと家出をする。
ほどなく山の熟練者であるヘクターに見つかりw、二人は山奥の奥へ奥へと進むが…


偏屈ジジイと超悪ガキとの逃避行。
…に、結果なってしまう…w

何も悪いことをしていないのに、どんどん悪い方悪い方へ展開する不条理なユーモアはタイカ・ワイティティ監督の十八番で楽しいw


実は、字が読めなかったり前科者だったりするサム・ニール演ずるヘクターのキャラ造形もあってか、おじいちゃんと孫の関係性ではなく、シンプルに友情を描いているのが◎


ラストで、ヘクターが壮大な景色を見て「majestical」という単語を使って「そうは言わないよ」と言っていたリッキーだったが、最後に同じ言葉を返すところがいい♪

冒頭のベラおばさんの自作の歌も最高!

映画としては、後半のハチャメチャぶりがちょっとアレなのと、監督の自国ニュージーランドで撮影してるからか、飛ばしすぎてスベッてる感がある部分もあったと思うので点数はあまり高くはならないかな…😅



個人的には、常に「やれやれ、まいったな…」の表情のサム・ニールがたっぷり見れて楽しかった。


サム・ニールが足りてない人には打って付けの作品。
充分補給を!!w