みぃりりの甘いプリン

鋼の錬金術師のみぃりりの甘いプリンのレビュー・感想・評価

鋼の錬金術師(2017年製作の映画)
2.3
制作スタッフ、役者さんが持てる力を出し切ってなんとか形にしようと頑張っているって印象を受けた。

原作未読、アニメも見ていない状態で観賞。
制作サイドは観客が原作もアニメも充分に観賞しているという前提でこの作品を制作されたのだろうか?
今夏に見た映画「関ヶ原」のように。
関ヶ原は大抵の日本人ならば大筋は知識としてある。
だが有名作品とはいえ原作に一切接することがなかった者にとって、今作品の筋立ては躊躇の連続だった。

まず登場人物の背景がわからない。
大泉洋さんはなぜ国家錬金術師にに執着したのか?
家族を犠牲にしてまで。
松雪さんは人造人間であることが誇りなのか悲しいのか?
それを映画から読み取れと?
酷だろそれ。


主演の山田さんは「探偵Q」から注目している役者さん。
今回は題材とのマッチングミスだったように思う。
原作と役者、共に不幸になってる映画ではないだろか?

大幅減点はポスターに出てる黒ちび犬が本編にでなかったため。←犬好きだし。