最高に山崎紘菜が輝いている作品。ある意味、日本版「セッション」。
個人的に「スゲーもったいない映画」でした。演技も脚本も展開もメイクもかなり良かったのですが、①演出がかなり残念(特に序盤と一番盛り上がるべきシーン)、②劇中同じ曲が2回以上流れることが複数シーンある、ということで、それがなければかなりの傑作になっていたのに!
青春部活ものとして、スポ根要素を入れつつ、学年が上がるごとに主人公たちの先輩感が高まり、そこに大人(親や教師)との自分たちなり継承と断絶の試みを挟みながら、かつ、教師側の闘いをもキッチリ盛り込んでるという意味では、まあよくこんな詰め込みすぎなものをまとめたな、と。ホントに惜しい作品かと。