実話ベース。
投資ビジネスで成り上がろうとする若者2人が中心となって結成した「BBC」こと「ビリオネア・ボーイズ・クラブ」の姿を描く。
アンセル・エルゴートとタロン・エジャトンの共演！
ということで撮影時からファンの間では話題だったのに、ケヴィン・スペイシーの素行にまつわるあれこれで完成するのか危ぶまれた作品ですね…
結果、どうにか完成、公開されたものの本国では大コケ。
ケヴィン・スペイシーの演技は素晴らしいだけに、モヤモヤするんだな…
（ちなみにタロンくんの誕生日に合わせて鑑賞しました。）
若者たちが中心の話だけど、青春感や上り詰めていく爽快感はあまり感じられない。やっていることは綱渡りで愚かな詐欺まがい… というより結局は詐欺。共感や同情はできないなあ。
そして後半の急転直下な転落っぷりがとにかく怖い…
若者たちのすれ違いやビジネスの行き詰まりを描くドラマから、一気に血生臭いクライムサスペンスに。
現実の裁判でも証言が割れてるらしく、すっきりしないラストだった…
怪しいことには手を出さず、まっとうに生きるのが一番。ということは実感できた。
キャストはメインの2人に加え、ヒロインポジションのエマ・ロバーツも良かった。もともと好きなジェレミー・アーヴァインやスキ・ウォーターハウスも出ていて、若手の演技が楽しめる作品だった。
