このレビューはネタバレを含みます
スターウォーズはリバイバル上映なども利用して、何だかんだ言って全て映画館で観ている。好きだけど、マニア、熱狂的なファンというほどではないかな。
「ハリソン・フォードじゃないソロなんて！」と最初は思ったけれど、ポール・ベタニーが悪役で出演すると知って速攻で観に行った笑
若き日のハンソロを描くストーリー。
チューバッカとの鉄壁の信頼関係を築く物語でもあり、青春ストーリー、SFアクションとして上手くまとまっていた。
音楽も美しく、アクションもカッコいい。
エピソード4〜6観たのは随分前だし、拾えてないネタがたくさんあるんだろうなあ… そこは残念。
ここから先はネタバレもしながら感想書きます、ネタバレNGの方は鑑賞後に読んでください。
ハンソロとチューバッカの出会い、まさかすぎたけど笑えた！
ハンソロが行動を共にする盗人でギャングの使い走りのベケット、銃を撃つ所作がカッコ良すぎ。ウェスタン。そりゃついて行きたくなるわ。
ヒロイン・キーラは可愛すぎて、プリンセスレイアよりキーラと一緒に幸せになって！と、思ってしまう。
ミレニアム・ファルコンの持ち主だったランドと、生意気な女性ドロイドL3−37のエピソードも笑えて泣ける。
仲間を失う悲しいエピソードもありつつ、総じて「楽しめるスターウォーズ」だった！
アクションは爽快だし音楽もいい。テーマ曲の最も盛り上がる部分がミレニアム・ファルコンを操縦しつつのアクションに使われていて、ニヤリとしちゃう。
ハンソロは「そうそう、本来こういう向こう見ずで生意気な奴だったよねー！」と納得。最近パパイメージが強かったから・笑
チューバッカとのコンビ、バディ感がどんどん強くなっていくのが微笑ましくて楽しい。2人でミレニアム・ファルコンを操縦する場面は胸熱！
同族を探していたチューバッカが、それらしき仲間を見つけたのにハンソロのもとに戻るのは、エピソードとしてはほんの一瞬なのに泣けた。
そしてお目当ての悪役、ギャングスタのドライデン・ヴォス。
衣装も佇まいもセクシー！ ギャングらしくキレると怖くて容赦ないのに弱さもあって、カッコよくて可愛かったー！ 副官にメロメロなの、可愛すぎる。
怒ると血の涙みたいに目元がうっすら赤くなるのとか、細かすぎる演出が良かった。
帝国軍も反乱軍も出番はちょっとだしジェダイも出てこないSW。（とは言え、反乱軍の使い方はとってもクール！）ハンソロがそういうのに巻き込まれる前のSFアクション兼盗みと騙し合いのクライムムービーとして存分に楽しめた！
惜しむらくは、登場人物たくさんでそれぞれ魅力的、背景設定もおそらく作り込まれているのに、深くは見せてくれないことかなあ。
ベケットの生き様とか、ドライデン・ヴォスのキャラクターとか、ハンソロの元カノキーラが何故あのポジションに収まったのとか、自我の強い女性ドロイドL3ちゃんの活躍とか、もっと見たかった！ というのが正直な感想。
