NAOZY

ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリーのNAOZYのレビュー・感想・評価

3.3
7/1の映画の日にハンソロを観ました。
先行した米国では興行成績が思わしくなくスピンオフ企画が頓挫する事態になったようですが、乱作を防げただけでも良かったのかなと思います。スターウォーズEP4(第一作目)は劇場公開版と特別版の2バージョンあって特別版はCGを駆使してジャバ・ザ・ハットのシーンを追加したり、色々手を加えている。その中でもファンの間で不評なのがハンソロとグリードの対決シーン。酒場でテーブルを挟んでグリードに銃を向けられるが先に銃で撃ってしまうシーンを特別版ではグリードに先に撃たせてからハンソロが撃つように修正している。この変更に怒ったのがSWファンであった。ルーカスはハンソロを宇宙のカーボーイのようなヒーローにするために、ならず者の卑怯な行動はさせたくないという気になったらしい。しかし旧来のSWファンはワルなハンソロの方が好きなので改悪であると主張したのだ。この監督とファンの相克は「ザ・ピープルVSジョージ・ルーカス」という映画にすらなっている。今回の映画は当初担当していた監督が降ろされ、ロン・ハワードが交代した事によって、SWファンへの目配せが実に行き届いている。そういう意味ではSWファン以外の人には響かないファンムービーになってしまったのかもしれない。
特にラストシーンは今までの論争にひとつの答えを出したのだと思います。
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