20180709追記
二度目の鑑賞は小学2年生の甥っ子を連れて日本語吹き替え版を。めっちゃ楽しかった！スコアを 4.5 → 5.0 に修正
初見の際はオールデンの声質がハンっぽくなくてどうしても最後まで耳に馴染まなかったところ、吹き替え版を観たら凄く良かった。普段は圧倒的に字幕派の自分にとってこういう体験は初めてかも。最近の声優には詳しくないけど前野智明の声はハンに合ってるし演技も自然でイイ。そして作品自体も最初より楽しめたのはディティールへの違和感や不満が既に織り込み済みだからなんでしょう。ミレニアムファルコンやっぱ最高！奇跡のデザイン。ベン・バートのサウンドエフェクトにも酔いしれました。劇伴のスコアも素晴らしい。これが本国では大コケしただなんてあまりにも気の毒だよなぁ。
日曜昼間の劇場は思った以上に小・中学生が多く、SWのTシャツを着たkidsの姿も目立ちました。嬉しいね！ちなみに私の甥っ子は途中から爆睡してしまい、どんなに激しく揺さぶっても最後まで目を覚ますことはありませんでした…(;´д｀)
-------------------
Punch it!!
楽しかった！ケッセルラン半端無い。序盤でトルーパーが "Move along, move along" って言う所が最初の萌えポイント笑
そりゃもう、文句というか突っ込みどころは山ほどあるんだけど、スターウォーズに関してはダメ出しするよりも良い部分を楽しむ気持ちが勝ってしまう。難産だった本作、製作にチャレンジし完成に漕ぎ着けたスタッフとキャストにフォースが共にあらんことを。
ただ敢えて物申すと、個人的な一番の難点はハンの声がついに最後まで耳に馴染まなかったこと。俳優の声と台詞回しって私が最も重要視する要素のひとつなので、オールデンの声質がハリソンとは違い過ぎてどうしても気に障ってしまう。もう少し低音でスモーキーだったらなぁ… これは俳優ではなくキャスティングの問題。顔立ちの違いはさほど気にならなくって、ミレニアムファルコンを背後にブラスターを構える姿は痺れます。ドナルド・グローヴァーのランドは◎ ビリーディを彷彿とさせる伊達男っぷりで、彼は声もイイ。ベケットのガンスピンにも萌えましたな。チューイは文句無し。
次回作は、ボバ・フェットを主役に無慈悲なマカロニテイスト全開でオナシャス！絶対ハマるから！
--------------
と言いつつ、やっぱりいちいち突っ込むのも楽しいのでここから苦言とネタバレです。長いです。
全体的には脚本がイマイチ。もっと物語の軸を太くシンプルにして欲しい。アドベンチャーの筈なのに話がドライブしてない。SWユニバース独自の固有名詞を不自然にキャラクターに喋らせるからセリフが説明的になり過ぎ。一般客には未知の単語ばかりでノイズになるんじゃなかろうか。とにかく本作に限らず細かいネタを詰め込み過ぎちゃってガキンチョには小難し過ぎないか？と、クソガキの時にEp.4を劇場で観た衝撃がきっかけで道を踏み外した私なんかは思ってしまうわけです。キーラとダースモールの関係性だってシスの背景を知らない人にはワケわからんチンでしょう。最後のキーラの裏切りは（予想通りとは言え）感心するより、後味悪いわーと感じてしまった。そもそも彼女のキャラ造形が弱いと言うか雑。ソロとの絆に劇的な描写が何も無いから深みが無い。3年振りの再会シーンやラストの別れ方にも違和感ありあり。二人が強く惹かれ合う動機もよく分からんわー。
同様にハンとチューイの関係についても胸熱感は希薄。二人が運命的な絆で結ばれる契機となる強烈な事件が無い。帝国軍の奴隷だったチューイをハンが救出したというエピソードはコアなファンにとっては基本的なウンチクだけど、本作ではそれが特に深い感動も無いまま割とスンナリ描かれ、二人が大した衝突もしないまま何となく仲良しになってしまう。これじゃ萌えない。
そもそも（二度目）ハンのキャラにも違和感があって、いくら若い時代だとは言えこんな爽やかなハンはクールじゃない。ハン・ソロはナイスガイじゃなくBadassじゃなきゃダメなんだって。
あとやっぱり「ソロ」の命名シーンは本作の一番のズッコケポイント。 銀河一のパイロットの名付け親は帝国軍の人事担当なのかい！それもその場しのぎの思い付きて！独りもんだから「ソロ」て！英語やないかい！マジでどんなセンスしてんの。ズッコケポイント次点はハンがウーキー語を喋るシーン。コレ流石におかしいだろって指摘する人がいなかったのか不思議。
------------
さっそく追記
他の方のレビューを見ると、細かい薀蓄やカタカナが分からなくても楽しめるって声も多くて安心しました。また小２の甥っ子を連れて吹き替え版を観に行こう
