【さよなら、オレ!】
『嬉しくない!
ゴーストじゃ、ご飯が食べられない!!』
ゴーストになったタケルは、「食事」と「睡眠」が要らない身体。
一見便利に思えるが、タケルにとってはそんな単純な話ではない。
本編最終回に深く繋がるような、タケルの“生き返りたい理由”のひとつがそこにあるのだ。
みんなで楽しく食事をとること、それがタケルにとってはどれだけ望んだことだったのだろう。
当たり前にできそうなことを本気で願う姿は、歴代最高に切ないライダー。
個人的にはラストの“無音”の演出が効いた…聞こえたのは自分の鼻をすする音だけだった。(思わず泣いた)
マコト兄ちゃんとカノンと父親の関係と、アランと兄のアルゴスの関係。加えてタケルとアカリの関係性をもっと明確に掘り下げていれば更に良かった。
何はともあれ、ムゲン魂と白い羽は相性抜群。ゴーストらしい作品。