ガザの美容室に来店した女性たちのワンシチュエーション映画でした。
和を重んじる日本人が見ると、彼女たちの主張の強さに初めはかなり引いてしまうと思います。
でも会話を聞いているうちにいつのまにか同じ女として見るようになっていきました。
戦争に巻き込まれる恐怖に民族の違いなんてありませんから。
製作は2015年のものですが、その会話の内容は、今まさにTVや新聞で見聞きしている事に直結していました。
「次の戦争のために食料の確認を」
「国境封鎖でガソリンが手に入らない」
ガザへの地上進行になれば民間人のさらなる犠牲は避けられないのではないかと心配されている今、とてもタイムリーな内容でした。
中近東地域って民族や宗教が複雑に入り組んでいてすごく難しいんだけど、映画として見ると割と頭に入ってくるのでこの手の作品はかなり好きです。
もしも、この地域の女性の政治参加が活発になれば、何かが変わってくるのかも?って、新たな視点が広がりました。