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手紙は憶えているのrrriccooのネタバレレビュー・内容・結末

手紙は憶えている(2015年製作の映画)
2.8

このレビューはネタバレを含みます

「手紙は憶えている」

クリストファー・プラマー主演。
色んな人が言ってるけども「サウンド・オブ・ミュージック」のトラップ大佐役の方。おじいちゃんはおじいちゃんなんだけど、もの凄い緊迫感を感じます。流石。

ストーリーの流れとしてはサスペンス。戦争の爪痕。誰を復讐するのか?

映画館で観ましたが、お客さんの入り具合はそれ程でもなかったかと。そもそもそんなに人気のある作品観ないせいで普段通りだなと思ったけど。

主人公が90歳くらいのおじいちゃんなので、凄くゆっくりとした展開だけど、緊迫感のある所とリラックスできる所の緩急が絶妙だったので眠くはならないかなと。
認知症の設定の為何度も同じことを繰り返し繰り返し確認して話が進むので、飽きる人は飽きるし、それがリアリティを伴って深く話にのめり込めるっていう人もいると思う。
ただ「何かが起こる」っていう雰囲気が全体を通してあるので、展開読める人もいますよね。そこはまぁ仕方ないかな。
ピアノの使い方が大変良い。

私は最後のシーンを受けてマックスとゼブの取り決めについて考えてみたけども、やはり正気の間で「ルースが亡くなるまで待ってくれ」っていう話があったのだろうなと妄想します。
「忘れていた」と「忘れたい」の間。
もし旅の途中「忘れたい」まで正気に戻っていたとしたら、発狂してしまうのでは?
そこでマックスの問いかけの意味について考えるとまたヒヤリ。

最後の原題「Remember」が良い。

色々と妄想が捗る良い作品です。
展開がある程度予想できても楽しかったのはその為かと。逆に何度も観れるかな。
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