このお歳でも活躍が目覚ましいクリストファー・プラマー。よれよれの老人役ながらピアノを弾くシーンの何と素敵なこと!
物語はというと、戦後何十年経っても残るホロコーストの傷について。おぞましい過去と対峙するためにどのように記憶と向き合い生きてきたのか…
人生ももう終盤、かつての収容所の看守を探し出し復讐するため、施設を抜け出し旅に出る。友人の示した手紙だけを頼りに…。
認知症という設定が効いているので、老人のまごつく様子にハラハラしながら見守ることに。ラストに至るまで、なかなか巧妙な筋書きになっていると思う。
途中警官の家に立ち寄ったシーンは怖かった。昨今あんな人物が増えてきているという恐怖。
本編はよかったのですが不満なのは予告編。私は展開が予想できてしまいました(><)