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おじいちゃんはデブゴンのJAmmyWAngのネタバレレビュー・内容・結末

おじいちゃんはデブゴン(2016年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

元祖にして史上最強の動けるデブ、偉大なるサモ・ハン・キンポー御大 a.k.a. デブゴンが監督・主演を務めていて、悪行の果てに御大の演じる寡黙な老人の怒りを呼び起こしてしまった悪党共が、束になって景気良くデブゴンになぎ倒されていくという「ナメてた相手が実はカンフーパンダでした」映画。

「カンフーの上手いデブ」というある種のアンビバレントな性質を肉体的に孕む事により、その天使のようなルックスも相まって複合的に増幅されてきたサモ・ハン御大の揺るぎない可愛さが、コミュニケーション下手なおじいちゃんという様相をまとう事によって惜しげもなく前面に押し出されています。

おじいちゃん役を演じるサモ・ハン御大はもうおじいちゃんそのものでありまして、足を負傷して走れない悪役と、足が悪くて走れないおじいちゃんによる、足を引きずりながらの徒歩による壮絶なチェイスに色んな意味でハラハラしました。
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