やばい。
ストーリー上のネタバレはしませんが、
この映画そのものについては突っ込んで
語るので、情報シャットアウトしたい方は
読まないで下さいね。
まず、試みのレベルが高すぎる。
何故、國村隼なのか?
何故、日本人なのか?
何故、刑事なのか?
何故、オカルトなのか?
映画の最中は面白さにどっぷり浸かって
気付かないが、この疑念と確信の物語は、
設定、脚本、演技まで、
あらゆる事がある1つの問いのために
駆動していた事に最後の最後で気付かされる。それこそが最大の衝撃と恐怖。
映画をここまで立体的に構築できるなんて。
森達也「FAKE」、或いは、
許可局お馴染みのクルーザー論、
の様な。
それらが持つ要素を濃縮還元して、
特盛にした様な。
そのもう一個奥の様な。
と、言う感想すらも、
本当に映画の本質をついているのか?
ただそう信じたいだけなのか?
と言うか、印象による批評そのものが
既にナ・ホンジンの術中!!
またしてもFAKE
すべてはFAKE
それすら…(これはミスチル)
マイナス0.5の理由は、
せめてもの抵抗。