散々見逃していた今作を神戸アートビレッジセンターにてようやく捕獲。久しぶりに、なんだかよく分からないが凄いものを観ている気分になる映画を観た。映画という混沌の沼に堕ちてしまった…。
序盤はなんか冴えない太った妻子持ちでエラいビビリな警察官のおっさんの行動が笑えてたけど、國村隼演じる謎の日本人が現れてからどんどんおかしくなっていく…。あの警察官も執拗に國村隼を追いかけ始めて普通の判断基準がなくなって来ているように感じたし、周りの奴らはよりおかしくなってったり。警察官の娘、謎の目撃者と名乗る女、祈祷師…全員何が何やら分からん！事態が一向によくならないのでひどすぎて笑えてしまう。
オカルトかと思えばスリラーだったりゾンビだったりホラーだったり宗教が絡んで来たり森林アクションあったり…。ここまでのごった煮感覚でありながら最後まで魅せきるのは力技と言うべきなのか。今年一の衝撃だったのは間違いない。
