「スタア誕生」としては3度目の映画化。今回は1976年の映画界から音楽界に変更した「スター誕生」のリメイク。
前作は、クリス・クリストファーソンとバーブラ・ストライサンドというアーティストで役者どうしが共演している。コンサートのシーンがものすごく臨場感があってリアルだった。
そういえば、バーブラも自身の鼻を気してたけど、ガガも同様で、鼻いじりをするラブシーンがある。主演のブラッドリー・クーパーは髭に長髪で風貌もクリストファーソンみたい。
歌手役を演じるガガも素晴らしいけど、歌手役を演じて監督もつとめたブラッドリー・クーパーの才能がすごい。アメリカは音楽もできる役者が多い。
SNSで話題になって、サタデーナイトライブに出演したり、グラミー賞授賞式にノミネートされたりして、今のアーティストがスターになる道が描かれる。本人役でホールジーが出ているグラミーでロイ・オービソン・トリビュートというのが面白い。
マネージャーで兄を演じるサム・エリオットが渋い。弟役のブラッドリーの喋り方が似ている。
評判はいいけど、とにかくストーリーも同じ1976年版が映画史、音楽史に残る名作なので、どう評価していいかわかりにく。
そういえば、7年前グラミー賞授賞式を観に行った時に、クリス・クリストファーソンの呼び込みで、バーブラが出てきて、♪エバーグリーンを歌ってるのを観て、めちゃ感動した。
映画を地で行ったような半生のクリス・クリストファーン。「ビリー・ザ・キッド」や「コンボイ」で、子供の頃から僕のヒーロー。最近あまり見ないな。
余談、知り合いが彼の義理の娘(日本人)と知り合いなんだけど、義娘が自宅庭でフェラーリを試し運転して大破させたけど、クリスに妻は「また買えばいいわ」だったという話。スターってすごい。
ということで、ここ映画を観て感動したら、1976年版も観て欲しい!