ザクがいかに宇宙世紀時代の戦争の形を変えた「脅威」であるかが、しっかりと描かれているエピソード。
とりあえず、思うのはオープニングのナレーションにて「爆発した」というシーンに次男坊が吹き飛ぶシーンを何回も重ねなさんな。それだけでナレーションがギャグ色になってしまうではないかー。まあいいけど。
今回のエピソードではアムロの父があちらこちらで圧が掛かっていて疲弊しきっているのが描かれていた。今回の準主役。だからこそ、ファーストガンダムにてあのような感じに至ってしまったのだろうか。とか、前日譚だからこそ感じ取れるものが多いエピソードでした。前日譚は大好きだが、やはり前日譚を楽しむためには、本編を先に見ておくことが必須ですねえ、と改めて。
あと、ジ・オリジンシリーズを観てちょいがっかりしたのは、一番はキシリア・ザビですね。勝手に有能なのに女だからと抑圧されてきたが、それを乗り越えるほど有能だったのであれだけ活躍した、のかと思っていたのですが、実際は超有能な兄に自分を認めさせようと余計なことをするザビ家では凡才であり、そこを女だから舐められているみたいな雰囲気を醸し出されるのはなあ、と。実力で勝てないからと出し抜こう、あるいは役に立っただろうと余計なことをして兄に「余計なことをするな」と言われて、さらに闘志を燃やす、とか。うーん。まあ、勝手なイメージで思っていだだけだけど、幼さ全開よ。ガルマが一番の癒やしキャラなのはよくわかったが。
シリーズを一気に見すぎて、どのエピソードがどれかちょいと混ざってしまっているかもだけど、ファーストガンダムから自分の中でブレずにイメージ通りなのは、シャアとデギンだけかもしれん。まあ、勝手なイメージなんですけどね。でもまあ、こんな風にあれこれ思うくらいには、ファーストガンダムに嵌ったようです。やはり、未だに語られる作品はアニメにしろ映画にしろ凄いと再認識いたしました。
