このレビューはネタバレを含みます
深いようで深くない、疑問点が残りすぎる映画。いろいろと惜しい。ゾンビという存在に対抗して「セカンドチルドレン」という新しい人種が目覚めるのは面白い設定だと思う。その中で特別な知性を持つ少女メラニーが、ゾンビたちに立ち向かう姿は勇ましい。
ハイブリッド(感染した母体から生まれた子たち)という設定は好き。
腑に落ちない点が多すぎてもやもやしてる。内容がぺらぺらなわけではないんだけど、ちょっと薄すぎる。弱い。ただゾンビが襲ってくるだけでなく、対抗として、ゾンビの抗体を持つ子供達がいるっていうのはすごく面白いんだけど、その設定が薄い。今までの人類は滅び、新しい人類が世界を作り上げていくというストーリーなんだろうな。いまいちピンと来ない。ゾンビに対しても、音を立てるなとか言いつつみんなお話盛り上がりすぎじゃない???とか思ってた。
最初は「噛まれるだけで感染します」だったのに、最終的に「胞子を吸うだけで感染します!空!気!感!染!」ってなってて笑った。全然噛まれること関係ないやん!!!!!!!
メラニーの最後の行動も謎。「人間を救うために私が死ななきゃいけないなら、人間なんかいらなーーい!!!」って感じなのかな。それあの移動車に取り残された先生の気持ち考えてあげよ…あそこから2度と出られないんだよ……。
最後はハイブリットとハングリーズ?の子達に授業をするシーンで終わったけど、それもよくわからん。空気感染するんだから、扉も開けられない訳でしょ????食料とかどうすんのそんなかで飢え死にするしかないじゃん!って思った。
ゾンビの速さは「ワールドウォーZ」に似てた。