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幼な子われらに生まれのrioのネタバレレビュー・内容・結末

幼な子われらに生まれ(2017年製作の映画)
4.9

このレビューはネタバレを含みます

見る人によっては重い題材かもしれないですが、
演出のおかげで重くなりすぎず、ただひたすらに胸を打つ作品でした。


全てまるまる同じわけではないけれど似たような境遇であるが故に、子が知らない親の気持ちをみせられてるようでした。子は「親は親である」と思いがちで、「一人の人間」ということに気づかないことってあると思うんです。

だから暴言を吐いたり、親が困るほどの言動をしたり。。。

しかしきっとそこには親がわからない子の気持ちもあります。


かおるがなにをきかれても「わからない」と言ったのは本当にわからないから。心がぐるぐるして自分でも自分がどうなっているのかきっとわかっていません。そういうときあったしすごいわかります。いまでも何が「嫌だ」ったのか明確にはわかりません。


今作は結構「親の心子知らず」感があったので、でもこの憎たらしい長女の気持ちも考えながら見てあげなければ!と思いながら見ていました笑



正直あまり評価とかも知らなくて期待していませんでしたが、語ればずっと語ってしまいそうな作品で、多くの人が観るべき映画であると思います。


ほんとうはもっと書きたいけど、、(;_;)!





浅野忠信演じる夫が、
理由ばかりきいていたのに、最後は気持ちをきくまでに変化していて、さりげないセリフでしたが「おっ、、!!」と思いました。


ほんとうに素晴らしい作品だとおもいます。
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