サファイア

幼な子われらに生まれのサファイアのレビュー・感想・評価

幼な子われらに生まれ(2017年製作の映画)
4.3
ブラボー🙌⤴️
私は「万引き家族」より良かった👏✨

~あらすじ~
再婚同士で結婚した二組の子連れ夫婦の話。
中年サラリーマンの信(浅野忠信)は二度目の妻、奈苗(田中麗奈)と二人の娘と幸せに暮らしていた。
奈苗の妊娠が発覚し、それから長女の反抗期が始まり「本当のパパに会いたい」と言い始める。
実は前の父親にはDVを受け、離婚しており、奈苗は面会を反対するが、長女は「私のパパは1人だけ」と信の存在を拒否する。
自分の離れて暮らす娘は良い子であり、内心、長女にイラつく信!
家庭以外にも、マイホームパパで仕事より家庭を優先させていた信はリストラされてしまうなど、色々なことがあり、今の家庭生活さえ嫌になってきてしまう信だったが、、、。

ずっと観たかったが、近くの劇場で上映しておらず、DVDにて鑑賞📺❇️
原作は重松清。
原作は未読だが、重松清の小説は、普通にその辺にいる家族の色々な気持ちが書かれており、面白い📖
いや~、良かった😌✨
評価は割りと高いが、期待通り、いや期待以上だった👍
どこにでも有りがちな再婚している人を夫、妻、子供の各種立場から丁寧に描かれていた👨👩👧
血の繋がらない家族と、血の繋がった他人。
静かながら訴えかけてくる作品🎦
役者達の演技も素晴らしい‼️
浅野忠信は「淵に立つ」の怪演も印象的だったが、今回は別れて暮らす実娘、一緒に暮らす連れ子と家族、元夫、仕事の中で葛藤する姿を見事に演じている👨✨
脇を固める田中麗奈、寺島しのぶ、宮藤官九郎も良い味を出していた。
子役も良かった~👧

大人も大変だが、思春期の子供は、もっと大変なんだろう💦
色々と考えさせられた😌💓
寺島しのぶ役の元妻から「理由は聞くのに、気持ちは聞かないのね」「この後もずっとたくさんのことで後悔すると思った」「(その後のセリフ)…」それらのセリフが胸に刺さった🏹
さすが、重松清💡
「流星ワゴン」「ファミレス」(恋妻家宮本の原作)も家族もので良い作品なので、機会があれば是非お勧めしたい📖

私は「万引き家族」「そして父になる」より、何倍も良かった🎦✨
こっちにパルムドール賞をとって欲しかったな~😆🏆

せっかく良い作品なのに劇場であまり上映しておらず、残念だった😅
乃南アサ原作の「しゃぼん玉」も良作だが、あまり劇場で上映しておらず💦
最近の方がはアニメかアイドル主演のお客が呼びやすそうな作品が多いので
大人が見たい良作も、もっと上映して欲しいと思う😌✨🎦