サファイア

ヤクザと家族 The Familyのサファイアのレビュー・感想・評価

ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)
4.3
予告の時から観たくて、劇場で鑑賞🎥
今日は今作品と「花束みたいな恋をした」の2本立て💡
真逆な作品🎦

はずみでヤクザになった不器用な男の半生!
綾野剛はヤクザやチンピラを演じたらピカ一👨✴️
舘ひろしの組長は、渋くてカッコ良い~😂
観ながら「日本で一番悪いやつら」「孤狼の血」を思い出した💡

ヤクザ映画は昔の作品が多いが、暴対法の後(現代)も描かれている作品は珍しいのではないか?
ヤクザも義理人情だけで無く、生きづらい世の中になってきたんだと思った!
本当に怖いのは人間、世論!
余韻が残る考えさせられる作品だった🎥
是非、お勧め😊

ここからネタバレ











出所して、元ヤクザの後輩のところで一緒に働いて食事いる時に、後輩が写真を撮った時は、嫌な予感しかしなかった😭
ヤクザじゃなくても、人に写真なんか撮らせたらダメ❌
悪気は無くても、興味本位の人間が一番怖い😵
ラストも、まさかこんな結末だとは😱
ちょっと歯車が狂っただけで、人生って変わってしまうんだな。
更正しようと思っても世間は厳しいと面白かった😢


気になるセリフがあったので、メモ

刑事
「やくざが今までやってきたことに比べたら!
やくざの人権なんてさ、当の昔に無くなってるんだよ!」

焼肉屋の息子 翼
「組長が危篤みたいですね。
俺が言うことじゃないと思いますが、組長は会いたいんじゃないですか?
なんていうか、家族みたいなものじゃないですか?」

組長が危篤で病室にて
賢治
「オヤジ」
組長
「まだオヤジなんて呼んでくれるんだ。」
賢治
「俺の父親は、オヤジしかいませんから。」
組長
「親らしいこと何もしてやれなかったのにな。
ケン坊、家族を大事にな。」

賢治
「普通の人間になりたかった!
普通の生活がしたかった!
普通に働いて、退屈でも良いから、普通に遊んで
そんな生活がしたかった!
14年間、お前のことばかり考えていた。
お前たちを守りたいと思った。
そんな自分の存在がお前たちを傷つけてしまった。
ゆか、最後にもう一度会いたい。
あやを産んでくれて、ありがとう。
愛している」

後輩「あんたさえ戻ってこなければ。
ちくしょう!
兄貴」
賢治
「ごめんな」

海で

「あんた、やくざ?」

「違うよ!
今の時代ヤクザなんて食えないだろう!」

「ねえ、お父さんて、どんな人だったの?」

「少し話そうか?」

普通の幸せが欲しかっただけなのに、世間がヤクザを許してくれなかった悲しい男の半生

ラストの海中のシーンが出だしに繋がるのも良いし🌊
娘が、父のことを翼に尋ねるのも良い終わり方だった。
余韻に残る考えさせられる作品だった😊

今作品で、癒着している刑事と、
「花束みたいな恋をした」の父親が同じ人(岩松了)が違和感があった😅
同じ上映時期の作品で全然違う役では出ないで欲しいな😆
翼(磯村勇斗)が現代風で良い味を出していた👨
「恋する母たち」のサラリーマン役とは、偉い違い‼️
別人かと思った😆💡
今後、注目したい💡